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 文部科学省の戸谷(とだに)一夫事務次官(61)が、文科省をめぐる一連の汚職事件の責任などを取って辞職する意向を固めたことが、関係者への取材で分かった。文科省では、前の事務次官も組織的な天下り問題の責任をとって辞任しており、事務方トップが2代連続して不祥事で辞める形となる。

 事件を受けて、文科省は有識者を交えた調査・検証チームを設け、職員が服務規程を守っているかどうか調べている。贈賄側の業者から不適切な接待を受けた幹部が明らかになっているといい、林芳正文科相が21日に処分を発表する。

 文科省をめぐる汚職事件では、2人の局長級幹部が東京地検に逮捕・起訴されており、事務次官室も捜索を受けた。また、戸谷氏も贈賄側の業者との会食に同席していたことなどが明らかになっている。

 戸谷氏は1980年、旧科学技術庁に入庁。文科省では官房長などを歴任し、天下り問題で辞任した前川喜平氏の後任として2017年1月、事務次官に就任した。