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 1971年に東京で起きた沖縄返還をめぐる「渋谷暴動事件」で無期懲役が確定したものの、無実を訴え続けている元高崎経済大生の星野文昭受刑者(72)=徳島刑務所で服役中=の絵画展が25日まで、群馬県高崎市の高崎シティギャラリーで開かれている。無料。

 札幌出身の星野受刑者は在学中の71年11月、米軍基地撤廃を求めて沖縄返還協定の批准阻止を訴えるデモに参加。機動隊員を殺害したとして殺人罪などに問われ、87年に無期懲役が確定した。2012年に第2次再審請求が棄却され、異議申し立てをしている。

 作品は風景画や人物画など、刑務作業の合間に描いた水彩画30点。どれも明るい色調で、沖縄を題材にした絵もある。学生時代からの友人の伊藤成雄さん(72)=高崎市=は「作品からは、全ての人が人間らしく生きられるように、という前向きな気持ちが伝わってきます」と言う。

 刑の開始から31年。高齢のため家族や弁護団らは早期の仮釈放を求め、協力を呼び掛けている。問い合わせは伊藤さん(090・9964・1309)へ。(日高敏景)