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 定年退職や地方移住を機に、地域に根差した「小さいパン屋」を開く中高年者が相次いでいる。いきなり無添加生地でパンをつくろう、という第二の人生。可能にしたのが、製パン技術を徹底的に数値化し、短期研修で教え込むユニークな開業支援ビジネスだ。

 東京・町田のマンションから、愛媛県伊予市の山あいの町に移り住んで3年。「ぱんや107」を営む伊藤洋一さん(46)は、朝4時に起きて30種類のパンを焼く。午前10時の開店に向け孤軍奮闘の毎日だ。

 長くメーカーに勤め、デジタルカメラのソフト開発に携わってきた。結婚後、せわしない都会での育児に疲れ、東日本大震災では都市のもろさを実感。地方移住を考え始めて出会ったのが、伊予の「田舎子育て」体験ツアーだった。

 「人の温かさに感動した。田んぼの向こうには、小学校の美しい木造校舎も見通せた。あんな学校に通わせ、四季を感じながら子育てしたいと思った」

 縁もゆかりもない土地への移住。問題は仕事だった。「地元に根を下ろす仕事」を探して何度も足を運ぶうちに、「焼きたてのパンを食べたい」という声が耳に入った。ネットで見つけた「5日間でパン屋になれる」という研修に、半信半疑ながら参加。思いもよらぬ道が開けた。

 パン作りは思った以上の肉体労…

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