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 「善戦なんて思ったことない」「国会議員の方が本人をよく見ている」――。自民党総裁選で石破茂・元幹事長が計254票(国会議員票73票、地方票181票)を獲得したことについて、麻生太郎副総理兼財務相は21日の閣議後会見でこう述べ、石破氏の国会議員票が前回の獲得票数を下回ったことを重視する考えを示した。

 麻生氏は、前回の総裁選と比べ、投票の前提となる国会議員の票数が倍以上に増えたことから、「(前回、石破氏が獲得した議員票数の)89が160くらいいったっておかしくないのが73に減った。えらい少ない」と評した。

 森友学園問題の公文書改ざん問題で辞任した佐川宣寿・元理財局長を国税庁長官に起用した人事など、麻生氏の一連の対応が石破氏の得票につながったかどうかとの質問には、「全く関係ない」と影響を否定した。今後、石破氏が訴えた政策が反映される可能性についても「あまりない」と述べた。

 来年10月に予定される消費増税については、リーマン・ショック級の出来事がなければ予定通り引き上げると安倍晋三首相が総裁選の最中に述べたとして、「政策を動員して、予定通り上げられるような状況を作り上げていくことに全力を挙げる」と話した。