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 山形県米沢市の上杉博物館で特別展「戊辰戦争と米沢」が開かれている。同戦争から今年が150周年になるのを記念し、「幕末から明治初期に至る社会の激変の中で米沢藩がどのような選択をしたか」を古文書や武器、古い写真などを通し紹介している。

 同館によると、幕末に開国か攘夷(じょうい)かを巡り国論が二分される中、米沢藩は1863年、将軍徳川家茂(いえもち)に従って上洛(じょうらく)、朝廷と幕府が協力して国難に対応する態勢を目指して諸藩と周旋にあたった。68年には朝敵とされた会津藩を救うため、奥羽列藩同盟の結成に尽力し、現在の新潟県を主戦場に新政府軍と戦った。

 展示では、国宝上杉家文書から当時の上杉藩主斉憲(なりのり)に対し、京都の守護を命じた朝廷の沙汰書の写しや、軍制改革を担った浅間家の文書、奥羽列藩同盟の軍議書などがある。10月14日までの前期に計約90点を展示し、展示品を入れ替えて同20日から11月18日まで続ける。入館料は一般620円、高大生400円、小中生250円。問い合わせは同館(0238・26・8001)へ。(石井力)