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 岐阜市の養豚場で、国内で26年ぶりとなる豚(とん)コレラが確認されて間もなく2週間。養豚場周辺では野生イノシシの感染が相次いで判明しており、関係者は養豚場への侵入防止や消費者の不安解消に懸命だ。一方、岐阜県の初動対応の遅れも明るみに出た。

 今月13日、岐阜市北部の農地にある水路で、体長約1メートルのイノシシが死んでいるのを近くの住民が見つけた。翌14日、県の検査で豚コレラウイルスの陽性反応が出た。豚コレラが発生した養豚場との距離は約7キロで、ウイルスはいずれも同じ型とわかった。

 その後も18日にかけて養豚場から半径10キロ圏内で4頭のイノシシの死体が見つかり、19日までに豚コレラの感染が確認された。全5頭中2頭のウイルスは同じ型で、残る3頭はまだ検査が終わっていない。このウイルスは海外から侵入した可能性が高いという。

 岐阜市と市猟友会は22日から、周辺の山中で野生イノシシの生態調査を始めた。イノシシの通り道やエサを食べた跡を探し、生息範囲などを調べるという。県と県猟友会も今月下旬から、より広い範囲でイノシシの生態を調査する。

 岐阜県によると、県内には推定2万数千頭の野生イノシシが生息している。イノシシの行動範囲は半径約2~3キロといい、今のところ県外の野生イノシシに豚コレラの感染は確認されていない。農林水産省は県に対し、「感染イノシシがいるとすれば生息圏内にとどめておくことが第一。威嚇して生息圏外に移動させて豚コレラの拡大を招かないようにしなければならない」と、猟銃などで刺激しないよう伝えている。

 県は野生のイノシシが養豚場に侵入するのを防ぐため、豚やイノシシを飼育している県内計51施設に電気柵(高さ約60センチ)の無償貸与を始めた。

■県は対応の遅れ…

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