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 「日本の台所」とも称される築地市場(東京都中央区)が6日で営業を終え、83年の歴史に幕を閉じる。豊洲市場(江東区)への移転準備が進む一方、閉場に伴う課題も山積している。市場に暮らすネズミは、アスベスト(石綿)の影響は――。関係者は対策に躍起だ。

昨年度は1195匹を捕獲

 9月半ばの3連休の静かな築地市場内。排水溝の近くなどに7千枚の粘着シートや30キロの殺鼠(さっそ)剤が置かれ、3日間で215匹が捕まった。閉場をにらんだ都のネズミ対策の一環だ。

 魚の切れ端があちこちにあり、身を潜められる排水溝も多い築地市場はネズミにとって格好のすみかだ。都によると、水産卸売場には大柄で下水を好むドブネズミ、青果卸売場には小柄で警戒心の強いクマネズミが生息。仲卸業者の男性(65)は「ネズミを見ない日はない」と言う。業界団体や都によると、調査が難しく生息数ははっきりしないが、昨年度、1195匹を捕まえたという。

 都が開いた近隣住民向けの説明会では、「市場移転でエサがなくなれば、周辺に大移動するのでは」と、築地閉場後の不安の声が相次いだ。隣の「築地場外市場」で飲食店を営む男性は「食品を扱う者にとって切実な問題。今も駆除に苦労しているのに、さらに増えたら手に負えない」と訴える。

 市場の向かいにある「国立がん…

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