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(20日、柔道世界選手権 女子48キロ級)

 渡名喜風南は17歳の勢いを止められなかった。20日の女子48キロ級の決勝。ウクライナのビロディドに一本負けし、世界女王の座を失った。

 身長で24センチ高いビロディドの対策は積んできた。正面から攻められないように動く。積極的に前に出て優位な組み手を取る。前半は作戦通りに進んだが、開始2分過ぎ。畳の端に追い詰められると、相手の長い足から繰り出された大内刈りをしのげなかった。

 準決勝は世界ランキング1位のムンフバット(モンゴル)に残り17秒で逆転勝ち。増地監督は「ディフェンディングチャンピオンの誇りを持って戦った」とねぎらったが、17歳の新女王にわく会場の裏で渡名喜はしゃがみ込んだ。「悔しい限りです」と絞り出すと、次の言葉が続かなかった。涙に暮れながらも最後は前を向いた。「絶対に次は勝って、はい上がっていきたい」

 1993年に18歳で優勝した谷亮子(旧姓・田村)を抜いて最年少優勝となったビロディドは「自分の力を信じていた。東京五輪の金メダルは夢」と喜んだ。

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