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 「eスポーツ」は注目を集め、トッププレーヤーの年収は3億円を上回るともいわれている。観客を魅了する卓越した技術を身につける練習は並大抵のものではなく、独特の疲れもあるようだ。20日から幕張メッセで開催されている東京ゲームショウでは、「日本初 eスポーツ専門」をうたうトレーナーチームも登場した。

 「毎日8時間以上練習してきた成果がでた。本当にうれしい」

 ゲームショウの会場一角で開催されていたeスポーツの大会。インタビューで勝者が喜びを語っていた。

 ただ、それだけ長い時間、毎日真剣にモニターを見つめていれば目に疲れがたまり、座りっぱなしでは体も凝ってくる。そこで誕生したのが「e-Sports Medical Support」。しんきゅう師や柔道整復師、栄養士計28人が所属し、プロのゲームプレーヤーを相手に目の疲れに特化したマッサージなどの施術のほか、トレーニング指導や栄養管理を行う。

 代表の伊藤弘晶さん(25)は「プロゲームプレーヤーの選手寿命は短い。25歳以下じゃないか」と語る。原因として考えているのが、動体視力や反射神経の衰え。これらは目の疲労とリンクしているという。

 目の疲れをとり、目を大切にすることが選手寿命を延ばすことにつながるという。またいつも座りっぱなしだと姿勢が悪くなりがち。筋肉が固まって血流が悪くなり、疲れやすくなったり、疲れがとれにくくなったりする。そこで、背筋のトレーニングなど姿勢を改善するトレーニングをサポートする。

 栄養管理にも取り組む。たんぱく質やビタミンAなどの目によいとされる食べ物を、ゲーム中でも食べられる形にして販売している。

 伊藤さんたちは元々、オリンピックや国際大会に出場するスポーツ選手を支える取り組みをしてきた。今回はその中でもeスポーツに興味があるメンバーが集まったという。「eスポーツでも、選手が世界に飛び出していく後押しをしたい」と語る。(中村光、神沢和敬)