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 香港と中国本土を結ぶ初の高速鉄道の開通式が22日午前、香港の起点となる西九竜駅で開かれた。23日早朝、最初の電車が同駅を出発する。西九竜駅から隣接する広東省の深圳や広州を経由し、北京や上海、雲南省昆明など、中国各地の44の駅と直結する。

 「広深港高速鉄道」(約140キロ)は、西九竜駅から広東省の広州南駅までを結び、今回開通するのは香港側の26キロ。中国側の路線は2015年までに開業していた。香港と広州の間は、在来線の別路線だと約2時間かかるが、高速鉄道では最速47分に短縮される。電車は「動感号」と名付けられた。

 在来線では、香港側と中国側で出入境審査の手続きを、それぞれ行っている。この審査を、高速鉄道では香港の西九竜駅に集約するため、利便性が向上する。一方、同駅の一部や香港を走行中の電車の中では中国の法律が適用される。香港の民主派は「香港の高度な自治に対する侵害だ」と抗議している。(香港=益満雄一郎)