拡大する写真・図版 試合を終えた選手と握手を交わす藤井裕子さん(右)

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 アゼルバイジャンの首都バクーで開催中の柔道世界選手権で、日本人女性がブラジル男子代表チームの監督を務めている。同国の男子チームでは初の女性監督だ。

 愛知県大府市出身の藤井裕子さん(36)。中学時代に全国大会2位の実績はあるが、シニアの国際大会に出られる選手ではなかった。英語を学ぶため、2007年に英国のバース大へ留学。「せっかく行くなら、柔道を生かして地元の人たちとのつながりをもちなさい」という恩師の助言を受け、勉強のかたわら柔道を教え始めた。

 09年には英国の代表チームで指導するようになり、12年ロンドン五輪では女子78キロ級の英国代表、ジェマ・ギボンズの銀メダル獲得に貢献した。その後はリオデジャネイロ五輪を控えたブラジルから声がかかり、代表チームのコーチに就任。リオ五輪では女子57キロ級のラファエラ・シルバを金メダルに導いた。

 リオ五輪後、ブラジルの新たな監督候補には同国の五輪メダリストらが挙がっていたが、柔道連盟が「変化を起こさなければ、我々の成績も変わらない」と藤井さんを選んだ。

 「女性だから、男性だから、というのは好きじゃない。選手との信頼関係があれば、畳の上でも女性だから難しいということは何もない」と語る。大会の開幕前には、国際柔道連盟が初めて開催した柔道界の男女平等を推進するための講演会にゲストで登壇。そのキャリアは脚光を浴びた。

 柔道発祥国の日本には、各国か…

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