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 倉敷市真備町岡田の真備公民館岡田分館に24日、岩手県の大船渡港から直送されたサンマ600匹が届いた。大船渡市観光物産協会認定の「さんま焼き師」6人が炭火で焼き上げ、被災者に提供した。

 真備町岡田地区は2005年の岡山国体の際に岩手県代表の大船渡の軟式野球チームに宿泊先を提供した。この縁で今回、大船渡市などが被災地を励まそうと企画した。会場には長い列ができ、「さんま焼き師」が炭火の加減を調整しながら慣れた手つきで焼くサンマを待った。外はパリッと、中はふっくら。あたりには香ばしいにおいがたちこめた。

 真備町箭田で被災した中尾史典さん(35)はサンマを食べて「大きくて、このあたりで食べるものと全然味が違う」と満足そうな表情。真備町岡田で被災し、現在は見なし仮設で暮らす女性(72)は煙を気にして最近は焼き魚を食べていなかったといい「久しぶりの焼き魚でおいしかった」と話した。(榧場勇太)