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 サシバやハチクマなどタカの仲間が南方へ渡る姿を観察するイベントが24日、高知県香南市野市町の県立のいち動物公園で開かれた。日本野鳥の会高知支部の会員や入園者ら約10人が、秋の休日に野鳥を探すひとときを過ごした。

 身近な自然に触れてほしいと同園が春の「小鳥版」に続いて企画。野鳥の会会員によると、四国で比較的多くみられるサシバは9~10月に越冬地の東南アジアへ旅立つ。体力温存のため上昇気流を利用して舞い上がる際、数十羽が集まって「タカ柱(ばしら)」と呼ばれる珍しい光景が見られるという。

 のいち動物公園は三宝山に接し、上空で上昇気流が起きやすいとされる。この日は2時間の観察中にサシバとみられる1羽が飛び去るのが確認できただけだったが、双眼鏡を手にした参加者から歓声が上がった。須崎市から夫婦で訪れた西川裕文さん(64)は「観察会だと見えた鳥の名前が分かるので、より感動します」と話していた。(清野貴幸)