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 9月1日夜、雨でびしょぬれの少女(17)がツイッターでつぶやいた。

 「『泊めてもいいよ』って方は、DMで住みと年齢性別をお願いします」

 「DM」はダイレクトメッセージ、「住み」は住所のこと。そして、誰からでもDMを受けられるよう、設定を変更した。相手が検索しやすいように記号「#」(ハッシュ)もつけた。「#誰か泊めて」

 数分後、DMが40通届いた。「どこにいますか」「迎えに行くよ」――。全て「男性」。一瞬、怖くなった。

 そのとき少女は家出し、東京都内のコンビニの前に座り込んでいた。

 「今までたまってたのが全部爆発した」。小学1年生の時から両親に虐待されていた。殺したいとさえ思ったが、8歳の弟の顔が浮かんだ。「犯罪者の姉を持つのはかわいそう」。4千円ほど入ったICカードとスマホだけを持って、行けるところまで行こうと思った。

 だが、土地勘のない場所に来てしまい、ICカードの残高もほぼ尽きた。「極限状態だった」

 ツイッターで「#家出」「#泊めて」と検索すると、多くのつぶやきが現れる。女性と思われる人が泊めてくれる人を探している。返信はほとんど男性からだ。泊めてくれる男性を「神」と持ち上げ、ツイッター上では「#神待ち」という言葉も飛び交う。

 少女もそうしたつぶやきを知っていた。「(男性は)『ヤリ目(もく)』(性行為目的)だし、男性からの呼びかけに応じるつもりはなかった」。ただ、こうも付け加えた。「もし同性で泊めてくれる人が見つからなかったら、誰でもいいやとなっていたかもしれない」

 少女はいま、コンビニ前で声を…

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