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 シリア内戦でアサド政権軍を支援するロシアが同軍に地対空ミサイルS300を供与すると発表したことを受けて、イスラエルのネタニヤフ首相は24日、ロシアのプーチン大統領と電話で協議し、「無責任な人々の手に高性能な兵器が渡ることは地域の危険性を高める」と警告した。ネタニヤフ氏はまた「イスラエルは自国の安全と利益を守り続ける」と主張した。

 イスラエルは敵対するイランがアサド政権を支援して軍事拠点を構築する動きを警戒し、シリア領内への空爆を繰り返している。18日には反撃しようとしたアサド政権軍が誤ってロシア軍機を撃墜し、ロシア軍兵士15人が死亡。ロシアがイスラエルを批判していた。

 イスラエル首相府によると、ネタニヤフ氏は電話でプーチン氏に「シリア軍と、(シリアへの)侵攻が安定を脅かすイランに事件の責任がある」と強調した。

 ロシア大統領府の発表によると、プーチン氏は、ロシアがアサド政権軍の防空能力を強化するのは、現地で軍事作戦に加わるロシア軍兵士の命を脅威から守るためだと主張した模様だ。

 ただ、イスラエル首相府は、両者は一方で両国当局間の対話や軍同士の調整は続けることで合意したとしている。(エルサレム=渡辺丘、モスクワ=喜田尚)

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