[PR]

 大阪北部地震で大阪府高槻市の寿栄(じゅえい)小学校のブロック塀が倒れ、4年生の女児(9)が死亡した事故で、高槻市は遺族側と和解する方針を決めた。25日午前、開会中の定例市議会に解決金を盛り込んだ議案を追加提出し、賛成多数で可決された。

 市幹部によると、市は事故後、遺族側の代理人弁護士を通じて和解に向けた協議を進め、遺族側の同意を得たという。浜田剛史市長はこれまで、遺族らに謝罪したうえで「民事的に責任がある」と述べていた。解決金の損害賠償額は非公表とすることで、議会側に求めている。

 倒壊したブロック塀はプールの基礎部分(高さ1・9メートル)に1・6メートルのブロックを積み上げた構造。1・2メートルを超えるブロック塀に補強用の「控え壁」の設置などを義務づけた建築基準法施行令に違反していた。有識者らでつくる事故調査委員会が事故原因などを調べ、10月末にも最終報告書を取りまとめる予定。(室矢英樹)