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 長崎市の諏訪神社の秋祭り「長崎くんち」で、福島県川内村のヒノキを使って新調された「太鼓山」(通称コッコデショ)がお披露目される。東京電力福島第一原発の事故後、村を支援してきた長崎大学の仲立ちで、由緒ある祭りと遠く離れた村が結ばれた。7日からの祭りには遠藤雄幸村長らも訪問する予定だ。

 江戸時代から続く長崎くんちは7組の踊町(おどりちょう)が演(だ)し物を披露し、「龍踊(じゃおどり)」などが知られる。中でも7年に1度奉納される樺島町の太鼓山は人気が高く、観覧席の入手が難しいという。太鼓をたたく子どもを乗せた太鼓山が動き回り、「コッコデショ」のかけ声に合わせて、担ぎ手が太鼓山を高く放り上げて受け止める様子は、迫力がある。

 東日本大震災があった2011年に奉納されたのが太鼓山だった。当時、被災地の惨状に心を痛めていた長崎市の太鼓山応援団代表の井村啓造さん(72)は「被災地の木で太鼓山を作ったら、元気を届けられるのではないか」と考えた。

 井村さんは、福島県を支援して…

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