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 福井県などで29日から開かれる第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体」に、レスリング少年男子の部で山形県代表に選ばれた県立高校3年の男子選手の出場登録ができていなかった。選手登録の文書を作成する県レスリング協会が、この男子選手の記載を忘れていた。同協会は「(選手に対し)本当に申し訳ない。二度と起こさないような態勢を構築したい」と説明している。

 県レスリング協会などによると、男子選手は7月に山形市内で開かれた国体県予選で優勝。同協会などによる選考会で今回の国体への出場権を得た。しかし、8月末に発表された国体の組み合わせ表に男子選手の名前がなかったことから、登録漏れが発覚した。9月1日に同協会の会長や理事長らが男子選手に直接、謝罪をしたという。

 同協会では、少年男子の部7人と成年男子の部6人、女子の部1人の計14人分の登録をするはずだった。しかし、同協会の事務担当者が8月下旬ごろに選手登録の文書を作成する際、この男子選手の情報を記載し忘れた。その後、十分な点検をしないまま県体育協会に提出したという。

 県レスリング協会によると、この男子選手は選手登録されていないものの、選手団の一員としてチームに同行するという。同協会の安達敏美会長は「今後は登録の際の書類を事務担当者だけでなく、各顧問や理事長がチェックする仕組みを検討する」と話している。(宮谷由枝、上月英興)