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 58人が死亡し、5人の行方不明者を出した御嶽山(長野・岐阜県境)の噴火災害から4年の27日、ふもとの長野県王滝村で追悼式が行われた。26日に解禁された山頂へ慰霊登山をした犠牲者の家族や、行政関係者らが噴火時刻の午前11時52分に合わせ、祈りを捧げた。

 式は王滝村の公園内に昨年完成した慰霊碑の前で行われた。黙禱(もくとう)後、次女照利(あかり)さん(当時11)を亡くした遺族代表の長山幸嗣さん(48)=愛知県豊田市=が「4年たった今も、あの日のさまざまな出来事が私たちの心に突き刺さります。いま一番願うことは、行方不明になっている5人が発見されることです」と述べた。その後、出席した遺族ら約170人が献花台に白菊を供えた。

 2014年の噴火以降、地元の3市町村は「災害対策基本法」に基づき、御嶽山頂を含む火口から1キロ圏内への立ち入りを禁止してきた。しかし安全対策が整ったとして、長野県木曽町は26日、この規制を解除した。同日には大勢の遺族らが山頂に向かい、犠牲者の慰霊をした。(佐藤靖、田中奏子)