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 関西空港の運営会社の関西エアポートと、英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は25日、関空とロンドンを結ぶ便を来年春から開設すると発表した。日本航空(JAL)が2009年3月に撤退して以来、関西からは10年ぶりのロンドン直行便の復活となる。

 関空―ロンドン線は週4往復で、JALとの共同運航。米ボーイング社の新鋭機787―8型(214席)を投入する。ロンドン発は3月31日、関空発は4月1日から。

 関空で会見したBA日本・韓国・タイ地区支社長のモラン・バージャー氏は「来年のラグビー・ワールドカップや2020年の東京五輪などで観光需要が見込める」と説明。関空が今月の台風21号で被災し、一時閉鎖に追い込まれたことについては、「不幸が起きたが、復旧状況を確認したうえで最良のタイミングだと考えた」と述べ、判断に影響しなかったとの認識を示した。

 近年はアジアからの訪日観光客でにぎわう関空だが、欧米路線の貧弱さが悩み。この夏時点でもパリやアムステルダム、サンフランシスコなど、7都市(ハワイを除く)にとどまる。

 2016年に関空の運営権を得た関西エアは、就航初年度の着陸料を無料にするなど、長距離路線の誘致に取り組んできた。会見に同席した関西エアのグレゴリー・ジャメ専務執行役員も「ロンドン線は(関空復旧の)追い風になる」と歓迎した。(加戸靖史)