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 列車内で猫と戯れることができる「にゃん鉄」列車が10月27日朝、三陸鉄道・釜石駅を出発する。動物愛護の促進をめざす岩手県が企画した、県内では初の試みだ。

 県沿岸広域振興局が26日、発表した。県は捨て猫や捨て犬のほか、一人暮らしの飼い主が亡くなったり、交通事故や虐待で傷ついたりしていたところを保護されたペット動物の譲渡を進めてきたが、特に猫の場合は近年、譲渡までの飼育期間の長期化が課題となっていた。三陸鉄道や地元の動物愛護団体の協力を得て、1両を貸し切り列車にし、保健所が保護した「健康で人なれした猫」約10匹を選んで乗車させる。

 正式名称は「にゃん陸鉄道動物ふれあい列車」、略称「にゃん鉄」は、朝9時40分に釜石駅を出発。盛駅で約40分間停車した後、午後0時30分に釜石駅に戻る予定。車内ではペットの適正飼育や愛護啓発のパネル展示、保護動物の譲渡手続きの説明などがある。犬とふれあう「わん鉄」も「将来的には……」と内部で検討しているという。

 担当する振興局環境衛生課の佐藤直人・上席獣医師は「床にカーペットを敷き、猫と存分に戯れられるようにするので、猫好きの人以外もぜひ」と呼びかけている。参加は無料だが、「1両だけの初運行」ということもあり、募集人員は20人まで。応募多数の場合は抽選になる。問い合わせは振興局環境衛生課(電話0193・27・5523)へ。(本田雅和)