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 学校法人・加計学園が愛媛県今治市で獣医学部を新設するにあたって、文部科学省に提出した文書が情報公開請求で不開示になったのは違法だとして、都内の50代女性が26日、不開示決定の取り消しを求める訴訟を東京地裁に起こした。女性は会見で「多額の税金がつぎ込まれる事業であり、文科省は情報を開示すべきだ。裁判を通して、追及していきたい」と述べた。

 訴訟を起こしたのは、東京都大田区の翻訳業、福田圭子さん。訴状によると、獣医学部の研究施設の図面と見積書や、学園の理事会の議事録など5種類の文書を昨年11月に開示請求したが、文科省は同年12月、「図面の開示は不法侵入を誘発する」「議事録には他の学校法人に知られたくない内部情報がある」として、不開示とした。福田さんは総務省の情報公開・個人情報保護審査会に不服申し立てをしたが、審査会は今年5月、文科省の決定を妥当とした。

 一緒に会見した代理人の海渡雄一弁護士は「慣行に従えば、出てくるはずの情報が隠された。これを許しては、情報公開制度の根本が揺らぐ」と語った。