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 映画を1本1本折り目正しく丁寧に紹介する文章より、ホラやハッタリを交えてアッチコッチ食い散らかすような語りの方が、「その映画見たい!」と思わせてくれるのはなぜなんでしょう。基本的に、不真面目なのが好きなのかも知れません。

 映画を見ることとその映画を語ることの間に何ら共通項はなく、その映画を見ることが同一の体験として複数の人間の間で共有されることなど不可能で、それどころか、いち個人の中でも同一の体験とはなり得ない。主人公がそんな映画論を語ったのは押井守監督の映画「トーキング・ヘッド」(1992年)です。そう、タイトルから感づいた方もいると思いますが、今回は押井ネタ。正しくは、押井さんが様々な「フェティシズム」を軸に様々な映画を語る「シネマの神は細部に宿る」(8月刊/東京ニュース通信社)は読むと映画が見たくなる本だよ、というお話です。ほかにも最近読んで「映画見たい!」と思わせてくれた本をご紹介します。

 押井さんはこれまでも「映画監督」を軸に映画を語った本や日本の有名なアニメスタジオの作品について語った本などを出していますが、今回は映画ライターの渡辺麻紀さんを相手に犬・制服・拳銃・戦車・女優・男優などジャンルごとに自身のフェティシズムを刺激した映画を挙げて、「多くの錯誤やネタバレが存在する」(まえがきより)ことを前提に語り尽くすというか語り散らしています。

 だいたい一つのお題につきベス…

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