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 トランプ米大統領から最高裁判事に指名されたブレット・カバノー氏(53)に、新たに2件の性的暴行疑惑が浮上した。カバノー氏の暴行を訴える女性は計4人になった。カバノー氏は疑惑をいずれも否定している。27日には、カバノー氏と最初に被害を訴えた大学教授の女性(51)が出席する議会の公聴会が予定されている。

 新たに被害を訴えたのは、国務省などで勤務経験があるジュリー・スウェトニックさん(55)。代理人の弁護士が明らかにした書面では、1982年ごろに開かれたホームパーティーで集団暴行されたとし、カバノー氏も居合わせたと主張している。

 カバノー氏はスウェトニックさんの訴えについて「馬鹿げていて不可思議だ。誰かも知らないし、事件はなかった」とコメントしている。

 またNBCは、上院司法委員会が匿名女性からの投書に基づき、カバノー氏による別の性的暴行疑惑を調査していると報じた。98年に首都ワシントン地区のバーで、酒に酔ったカバノー氏に壁に押しつけられ暴行を受けたという内容だ。

 トランプ氏はこの日の記者会見で、「ウソの訴えだ。(民主党による)大きな詐欺だ」と批判。指名取り下げの可能性について「彼がクロだと思ったら、そうする」と話しつつ、「今は我が国にとって大事な時だ。傑出した人物が、強い告発にさらされている。しかもおそらく誰も証明できないような告発だ。私も何度もウソの訴えをされてきた」と擁護した。(ワシントン=香取啓介)