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 愛知高等養護学校(愛荘町)の3年生が、地元の伝統工芸士の指導を受けて四季の花を麻織物に織り上げ、4枚1組のパネルを完成させた。「四季彩(しきいろどり)の華」と名付け、10月3日から28日まで、学校隣の近江上布伝統産業会館で展示する。

 同校は2013年に愛知高校の校舎内に開校した。軽度の知的障害はあるが、電車などを使って1人で通学でき、卒業後は就労して自活することを目指す生徒たちが通っている。社会で働く基礎を身につける「作業学習」があり、今年の3年生は3人が地元伝統の麻織物に取り組む「テキスタイル」を選択した。

 3年生と担当の八嶋聡美教諭は4枚で一つになる作品を作ろうと、2年生の3学期からタテ70センチ、ヨコ30センチのパネルの下描きを始めた。近江上布伝統産業会館の伝統工芸士の指導を受けて生地を織り上げた。

 春のサクラを担当した嶋村果子さんは「同じピンクでも微妙に変わる色を選ぶのが難しかった」。秋のもみじを織った西岡愛織さんは「糸を何本も織り重ねるのは難しかったが、思った以上に出来が良くてうれしい」。西川良弥さんは冬のツバキを担当。「結構いい感じにできて、達成感がある」。ミシンを使う就職先を希望しているという。(大野宏)