国策に揺れる集落をいま、落胆と焦りが覆う。

 8月上旬、沖縄県名護市辺野古の公民館。地区の役員十数人と防衛省職員が集まった。役員たちが補償の見通しを尋ねた。

 「はっきりしてもらいたい」

 「できません」

 「政府の方針なのか」

 「そうです」

 静まる会議室。市議会議長も務めた役員の島袋権勇さん(70)が、強い口調で言った。「期待をもたせたのは、政府なんですよ」

 1世帯に1億5千万円の補償を――。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先とされた辺野古。隣り合う米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立て、滑走路2本をV字形に配置する現行計画が固まった2006年、地区は破格の要求を掲げた。騒音や事故の「迷惑料」として、当時の役員らが考えたものだ。

政府はこの夏、12年前からの地元の補償要求を拒みました。ほんろうされ続けた辺野古の住民はいま、何を思うのでしょうか。

■ベトナム戦争中は…

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