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 東北電力の原田宏哉社長は27日の定例会見で、東日本大震災後から停止している女川原発1号機(宮城県女川町、石巻市)について「廃炉も選択肢の一つとして具体的な検討を進める」と述べ、初めて廃炉に言及した。1号機は原子力規制委員会の適合性審査を申請していない。

 女川原発は震災後に1~3号機が稼働停止。このうち2号機は2020年度以降の再稼働を目指し、規制委の適合性審査を受けている。原田社長は「2号機の適合性審査が進み、必要な安全対策の見極めが可能になった」とした上で、3号機については「廃炉の選択肢には入っていない」とした。

 1号機は1984年6月に運転を開始したが設計が古く、国の新規制基準を満たす安全対策工事などが難しいとされる。(山田雄介)