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 「冬の味覚の王様」とも称される「越前がに」が、産地と結びついた食品のブランド化を支援する国の地理的表示保護制度(GI制度)に登録された。県内では小浜市の若狭小浜小鯛ささ漬、鯖江市の吉川ナス、若狭町の山内かぶらなどに続いて6品目。

 GI制度は偽ブランド品から生産者を守るために2015年に運用が始まった。名称に加え、生産地や大きさなど品質の基準が登録され、基準を満たさない食品の生産者には国から措置命令や罰則が科せられる。

 越前がには、県内13組合が加盟する県漁業協同組合連合会(県漁連)が申請した。農林水産省によると、越前海岸から近距離にズワイガニの好漁場が形成され、古くからズワイガニの産地と知られていることや、漁獲後の船上での選別作業や鮮度維持のための冷温保管が徹底されていることなどから地域との結び付きを認定した。

 県漁連の中川浩一・専務理事(61)は「越前がにというブランドが世界的に保護されることになった。その付加価値が今後生産者にプラスになっていってほしい」と期待している。(山田健悟)