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 阪神電鉄の急行電車に乗った50代の男性が、座席に付着していた液体で尻にやけどを負った事件で、兵庫県警甲子園署は28日、大阪市に住む飲食店従業員の20代の男を過失傷害の疑いで書類送検した。県警への取材で分かった。「リュックサックの中の業務用洗剤が漏れた。少量で大事に至らないと思った」と話し、容疑を認めているという。

 県警によると、20代の男は3日午前10時20分ごろ、野田(大阪市福島区)―甲子園(兵庫県西宮市)間を走行中の車内で、ペットボトル入りの業務用洗剤を誤って座席にこぼしてそのまま放置して立ち去り、男性にけがをさせた疑いがある。男性は約30分後、甲子園駅から折り返し運転の車両に乗って座席に座り、約1カ月の化学熱傷を負ったという。

 県警が男性のズボンなどに付着していた液体を調べたところ、強アルカリ性の業務用洗剤と判明。洗剤は20代男の勤務先のもので、男が自宅で使うために持ち出していたとみられる。

 捜査関係者によると、甲子園駅付近の防犯カメラ映像から男が浮上。捜査員が数日後に男を同駅で職務質問したところ、容疑を認めたという。