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 第70回全日本合唱コンクール東北支部大会(全日本合唱連盟東北支部、宮城県合唱連盟、朝日新聞社主催)が28日、宮城県多賀城市の市文化センターで始まった。30日まで。初日は高校の部があり、39団体が出場。審査の結果、不来方と盛岡四(混声)の2団体が、10月27日に長野市のホクト文化ホールで開かれる全国大会への出場を決めた。今年から33人以上の大編成になった不来方は高校部門の1位に輝いた。

少数でも力強さ 集中力切らさず 岩手女子

 7年ぶりに東北支部大会の舞台に立った岩手女子高は13人の少人数の編成だったが、力強く張りのある歌声をホールに響かせた。

 「大好きな仲間たちと、一緒に歌えた。出し切りました」。ステージ後、ソプラノの佐藤陽(ひなた)さん(3年)と部長の西村莉奈(まりな)さん(同)が笑顔で口をそろえた。毎年、県大会止まりで悔しい思いをしてきたという同高。今年の躍進を支えたのが、彼女たち3年生の7人だ。

 合唱の強豪中学出身の佐藤さんと西村さんら上級生が、昨秋から練習方法を刷新した。「部員同士で時には激しく話し合いました。本気だからこそ本音でぶつかり合った」と佐藤さん。全体練習の前のパート練習を取り入れ、筋力トレーニングも強化。念願の東北支部大会の切符をつかんだ。

 「最高のプレゼントです」。還暦を迎えた顧問の田村久美子教諭も、生徒の熱意に応えて厳しく指導した。「最後まで集中力を切らせなかった」と目を潤ませ、教え子たちの活躍をたたえた。

 西村さんは「後輩たちにも、人数が少なくてもできると示せたかな」。晴れやかな表情を見せた。(渡辺朔)

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 28日の県代表の結果は次の通り(◎は東北代表)。

 ▽金賞=盛岡四(女声)、◎不来方、◎盛岡四(混声)

 ▽銀賞=盛岡二、一関一・付属中、岩手女子、盛岡一

 ▽銅賞=水沢、宮古、盛岡三

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