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 世界自然遺産に登録されている白神山地の主峰白神岳の山頂付近にある「白神岳避難小屋」が老朽化で倒壊の危機にあるため、小屋を管理する青森県深浦町は15日から、ふるさと納税で修復費の寄付の募集を始めた。1千万円と見込む費用の半額の500万円が目標額で、期間は来年3月末まで。吉田満町長は「世界自然遺産の白神山地をPRしながら、広く協力を呼びかけていきたい」と話している。

 避難小屋は1985年、地元有志が全国から募った寄付金と旧岩崎村の補助金の計490万円で建てられた。県産ヒバを使った木造平屋建てで床面積12・25平方メートル。登山者の休憩や宿泊にも利用されている。

 2005年の町村合併に伴い深浦町に寄贈され、同年に約350万円かけて修理されたが、風雪で外壁や内部の腐食が進み、倒壊しかねない状態だという。町は来年6月に修復工事をする計画で、「建設時の姿にもどしたい」としている。

 同町のふるさと納税は寄付者が使い道を「教育・文化」「産業振興」「福祉」などの選択肢から選ぶ仕組みで、今回「白神岳避難小屋修復プロジェクト」の項目を加えた。1万円以上の寄付者は天然本マグロやふかうら雪人参(にんじん)などの返礼品を選べるほか、希望者は名前を避難小屋に掲示する。問い合わせは同町総合戦略課(電話0173・74・2122)へ。(佐藤孝之)