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 ろう者のLGBTQなど性的少数者の姿を描きたい――。映画監督の今井ミカさん(29)が全編手話の映画「虹色の朝が来るまで」を制作した。自身や周りの体験を参考にした作品で、今井さんは「立場を超えていろんな人が協力してくれた。性について悩んでいる人が、この映画で一歩を踏み出すきっかけになれば」と話している。

 群馬県出身の今井さんは生まれつき耳が聞こえない。幼い頃から男女関係なく人を好きになる傾向があったが、ろう学校で同性愛者を否定する意見を耳にしてから自分のことは隠してきた。自分の部屋で同性カップルを描いた海外の映画を見ている時が唯一の心安らぐ時間だったという。

 大学時代、性的指向を公表しているゲイのろう者の先輩に出会い、19歳から家族や友人に少しずつ打ち明けられるようになった。ここ数年、多様な性がメディアで取り上げられるようになり、時代の変化も感じる。しかし、「ろう者の世界は狭く、隠さざるを得ない人もいる」と話す。

 映画の主人公は、手話サークルで出会った2人の女性。互いにひかれ合い交際するが、両親に打ち明けると拒絶されてしまう。そんな2人は、同性愛者や生まれた時と異なる性別で生きるトランスジェンダーの人が集まるバーで、閉ざしていた心を開いていく……。

 今井さんは「こんな居場所があったらいいなという理想を詰め込んだ。当事者が集まれる場所は少ないので、増えるとうれしい」。

 映画にはいろんな立場の人々が…

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