【動画】インドネシア中部でM7.5の地震 津波も=国家防災庁のツィッターから
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 インドネシア中部スラウェシ島で28日夕に起きたマグニチュード(M)7・5の地震と津波で、国家防災庁(BNPB)は29日午前の記者会見で、48人が死亡し356人が負傷したと明らかにした。被害を受けた家屋は数千戸に上るという。状況が把握できていない地域も多く、犠牲者はさらに増える恐れがある。

 BNPBによると、これまで確認された犠牲者の多くは地震によるものだという。BNPBの報道官は会見に先立つ29日朝、津波被害を受けた沿岸の都市パルの街が海水につかりがれきが散乱している写真や、地震で倒壊した建物の映像などをツイッターに投稿。「被害はかなりひどい。犠牲者の数は増えており、住民の避難は続いている」と書き込んだ。

 政府は軍や警察などの部隊を派遣し、被害の把握と救援に当たっているが、現地は通信が寸断され、状況の把握は難航している模様だ。現地では、29日朝にかけてもM5前後の地震が続いている。

 地元テレビがパルの病院の話として伝えたところによると、同病院は80を超える遺体を収容し、約160人の負傷者の治療に当たっている。

 現地日本大使館の在マカッサル領事事務所によると、邦人の被害は確認されていない。

 同国では7月と8月にロンボク島で地震が相次ぎ、550人以上が死亡した。2004年12月にスマトラ沖で起きたM9・1の大地震では、津波被害を含め16万人以上が犠牲になった。(ジャカルタ=野上英文、シドニー=小暮哲夫)