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 企画展「戊辰戦争150年」が開かれている福島県会津若松市の福島県立博物館で29日、仙台市博物館の水野沙織学芸員による講演「仙台藩と奥羽越列藩同盟」が行われた。

 水野さんは新政府から「会津藩征討令」が出される中、仙台藩が米沢藩とともに戦争回避を模索した歴史を紹介。「藩主伊達慶邦(よしくに)は内乱を起こしたら外国につけ込まれると考えた」と話し、新政府に征討軍派遣を批判する建言書を提出する一方、会津藩には謝罪を促し、降伏条件の調整を進めたことを説明した。

 建言書は却下され、仙台藩は奥羽越列藩同盟の中心として新政府軍と戦い、1868年9月15日に降伏した。水野さんは「戊辰戦争に関しては各地域で、それぞれ歴史がある。一方的に見ないで歴史を知ってほしい」と話した。

 今回の企画展は、福島県立博物館と仙台市博物館、新潟県立歴史博物館の3館共同企画。福島の展示は10月14日までで、同月26日からは仙台市博物館で開催される。(戸松康雄)