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 北海道大学病院が札幌市内に「指定入院医療機関」の整備を目指すことになった。殺人や放火などの重大事件を起こし、心神喪失などを理由に不起訴や無罪となった人が入院して社会復帰を目指す医療機関。指定されれば道内初となる。北大病院は10月1日の記者会見で正式に表明する。

 指定入院医療機関は心神喪失者等医療観察法に基づき、厚生労働相が指定する。2001年に大阪府の小学校で起きた児童殺傷事件などを機に、厚労省が設置を進めている。7月1日現在、国立病院や都府県立の病院など、全国に33カ所(833床)ある。

 現在は道内にはないため、道内の裁判所で審判を受けて入院が決まった人は、道外の指定入院医療機関に入院している。このため、北海道厚生局長、道知事、道医師会長、道弁護士連合会理事長らが、北大病院に整備を要望していた。

 北大病院は札幌市東区に指定入院医療機関を設ける方針。北海道厚生局は10月1日午後7時から、札幌矯正管区体育館(東区東苗穂2条1丁目)で地域住民を対象に説明会を開く。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(田之畑仁)

田之畑仁

田之畑仁(たのはた・ひとし) 朝日新聞記者

1998年朝日新聞社入社。富山支局、田園都市支局、東京本社・大阪本社科学医療部などを経て、2010年4月からアピタル編集部員。