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 奈良女子大学(奈良市)で29日、「狩猟のいろは」と題するイベントが催された。田畑を荒らすイノシシなど有害鳥獣を駆除する狩猟者を増やし、駆除した鳥獣の肉(ジビエ)料理を普及させようと、県が企画した。狩猟経験者の講演、ジビエ料理の試食会などがあった。

 講演のタイトルは「ハンター体験談~自然とともに生きる」。狩猟歴30年以上という曽我部和英さん(57)=野迫川村=が「殺生するだけではなく、動物が住むところも考えないといけない。自然と向き合って、自然を大事にしながら、若い方におもしろい猟をしてほしいです」と話した。約30人が耳を傾けた。

 試食会では、県南部地域の振興などを目的に活動する奈良女子大学のハンティングサークルが調理したイノシシ肉のホイコーローや焼きギョーザ、シカ肉の炊き込みごはんが振る舞われた。奈良市の会社員、城戸千晶さん(27)は「臭みがあるのかと思っていたけれど、まったくなくて、おいしいです」と話していた。

 野生鳥獣による被害状況を解説した展示、狩猟免許取得のための相談会もあった。狩猟免許に関しての問い合わせ先は県農業水産振興課(0742・27・7480)。(高橋杏璃)