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 岐阜県中津川市の山あい、川上(かおれ)地区に江戸時代から伝わる「恵那文楽」(頭〈かしら〉は有形、芸能は無形の県民俗文化財)が29日、地元の恵那神社の祭りで奉納された。

 哀愁を帯びた語りと三味線に乗って、大人たちは「絵本太功記十段目 尼ケ崎の段」、小学生は「寿式三番叟(さんばそう)」を、人形を操って演じた。操り手は「黒子(くろこ)」となるが、慣れていない小学生は頭巾をかぶらず、顔を出して演じた。

 川上地区は恵那山(2191メートル)のふもと。淡路から来た遊行(ゆぎょう)の人形遣いが元禄のころに伝えたという。(森川洋)