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 築地市場(東京都中央区)から移転する豊洲市場(江東区)が11日に開場する。土壌汚染対策などに揺れた豊洲市場は、小池百合子都知事の移転延期により、当初の計画から2年遅れで開場する。都が2001年に豊洲移転を決めてから17年かかったことになる。

 豊洲市場の広さは、築地市場の1・7倍。温度管理や衛生管理を強化するため、屋内に外気が入りにくい「閉鎖型」施設の市場にした。

 業者らは10日までに、築地にあった荷物や冷蔵庫などを豊洲の店舗に設置。電話回線の設定などもした。都によると、築地から豊洲に移る仲卸など約900の事業者の大半が、開場の準備を終えたという。11日は早朝から、マグロや青果の初セリが行われる。

 市場の移転をめぐっては、豊洲の予定地で環境基準を大幅に超える有害物質ベンゼンが検出され、都は対策工事に追われてきた。16年に就任した小池知事が移転延期を表明。その後、土壌汚染対策の柱だった「盛り土」がないことも発覚し、開場は2年遅れた。築地市場は11日から、解体工事が始まる予定だ。