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 紳士服チェーン店のコナカは、人工知能(AI)が自動採寸するワイシャツのオーダーサービスを来月中旬にも始める。店舗に行かなくても、スマートフォンで撮影・送信した体形画像に基づいてAIが正確な寸法を割り出し、ぴったりサイズのシャツを提供するという。年明けには、スーツについても始める。

 紳士服のオーダーをめぐっては、ネット通販のゾゾが今夏、市場に参入。採寸専用の「ゾゾスーツ」を無料で配布し、店舗に行かなくてもスーツがオーダーできる仕組みをつくった。今回のサービスも店舗に行く手間を省いたもので、ゾゾに対抗するものといえる。

 システムは、大田佳宏・東大大学院特任教授(数理科学)と共同開発。開発までに2年かかったという。スマホ上のアプリ画面に、身長や体重などを入力。次に、上着を脱いでベルトを外した状態の上半身を、前、右横、左横、後ろの4方向から撮影した画像を送信。すると、AIが着丈や胸・首まわりなどの寸法を瞬時に割り出すという。これまで多くの社員で何度も試してみたところ、正確な寸法だったという。

 ワイシャツは、レギュラー、スリム、リラックスの三つの型から選択。えりの形や生地も選べる。2週間ほどでできあがるという。税抜き8千円から。

 ゾゾの動きを受けて、チェーン大手はオーダーサービスを強化させているが、店に行って採寸しなければならないものが多い。コナカも現在は、オーダースーツブランド「DIFFERENCE(ディファレンス)」を展開する全国約50店舗に行き、採寸してもらう必要がある。

 今回のサービスで、店に行く必要はなくなるが、店では実際に生地に触れたり、店員からコーディネートのアドバイスを受けられたりする強みがある。リアル店舗の強みは生かしながら、自宅注文できるニーズにも対応していく。(佐藤亜季)