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 先日、千葉の檀家(だんか)のおばあさんが亡くなってお葬式に出かけた帰りに、東京・六本木の森美術館に寄った。気になっていた展覧会を、この機会に観(み)たいと思ったからだ。展覧会のタイトルは「カタストロフと美術のちから」。

 大震災や大事故などのカタストロフ(大惨事)のあとに、現代美術は何ができるのか、あるいは何をしたのか。惨事に打ちひしがれた人たちに何をもたらしたのか、というとても重いテーマだ。阪神淡路、東日本、熊本、そして最近の北海道胆振東部など大震災があるたび、上記の問いの美術を「仏教」「僧侶」に置き換え考え込んでしまった僕は、展覧会が何を語るのか、この目で観たかった。

 正直にいうと、日常的に古美術を観ている筆者にとって、現代美術というのは難解、自己中心的、饒舌(じょうぜつ)、寡黙、何でもあり……、という失礼な先行イメージがあり、大災害に見舞われた人に相対したとき「力」を持ち得るのかどうか、展覧会を観るまでピンとこなかった。

 じっさい、最初のコーナー「美…

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