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 三菱重工業は31日、国産ジェット旅客機MRJを開発する子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)に対し、計2200億円の資金支援を12月にも実施すると正式に発表した。新株を買い取って1700億円を出資するほか、貸出金のうち500億円分の債権を放棄する。

 これで三菱航空機は、借金が資産総額を上回る「債務超過」の状態を解消する。財務面の不安を取り除き、2020年に予定するANAホールディングスへの初号機の納入に向けた作業を急ぐ。三菱重工の三菱航空機への出資比率は、64%から約87%に高まる。

 MRJは開発の難航により、初号機の納入延期を繰り返してきた。開発費は当初見込みの1千億円台から約6千億円にふくらみ、三菱航空機は3月末で約1100億円の債務超過になっていた。(内藤尚志)