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 井山裕太名人(29)の連覇か、挑戦者の張栩九段(38)の10期ぶり復位か。3勝3敗で最終局に決着を持ち越した第43期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第7局は、1日から2日にかけて静岡県河津町の旅館「今井荘」で打たれる。

 後半戦から他のタイトル戦と重なり、連戦の強行軍となった井山は、先週の名人戦第6局から国内棋戦3連敗を喫した。「ここまで厳しい状況はなかなかない。自分の成長の過程で必要なプロセスと捉え、悲観していない。自分がどれだけやれるか期待している部分もある」と話した。

 一方の張は、先月上旬の第4局以降は他棋戦の対局がなく、名人戦一本に絞る好環境に恵まれた。1勝3敗からの連勝でタイに追いつき、波に乗る。「体調はすごくいい。過去は振り返らず、盤上に自分のすべてを出し切れるよう、最後の戦いに臨みたい」

 対局は1日午前9時から。2日夜までに決着する。立会人は淡路修三九段。(大出公二)