環境破壊などで絶滅が懸念されている渡り鳥「クロツラヘラサギ」をめぐる現状を知ってもらおうと、福岡市の自然環境団体ウエットランドフォーラム代表の松本悟さん(64)が10月、絵本「プーの手紙」を制作した。繁殖や越冬のために過ごすアジア各国でも読めるよう、日本語のほか韓国語、中国語、英語で物語をつづった。
黒く長いくちばしが特徴的なクロツラヘラサギは、秋ごろに大陸から日本に渡り、翌春まで福岡市の和白干潟や今津干潟などで越冬する。世界で約4千羽しかいない希少な鳥だ。
物語の主人公は、生まれたばかりの「プー」。長いくちばしに釣り糸がからまったり、干潟の開発に遭遇したりとトラブルに見舞われながら旅する姿を描く。
本業が商業デザイナーの松本…
【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら