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(プロ野球シリーズ ソフトバンク―広島)

 驚いた。舞台をヤフオクドームに移した第3戦。スタンドは左半分がカープファンで赤く染まった。もはや神宮球場などでは珍しくない光景だ。ただ、ここはホークスが絶対的人気を誇る九州・福岡。ここまで、とは予想していなかった。

 ところが、広島の選手たちの反応は至って冷静。三塁手安部は「あんなに真っ赤とは思っていなかったけど、今はどの球場でもあんな感じなので」。新井も「すごいなとは思ったけど、いつもたくさん来てくれるから」。

 2013年、広島が16年ぶりにAクラス(3位)に入り、初めてクライマックスシリーズに進出した。あのとき、第1ステージの舞台となった「半分、赤い甲子園」は今でも語りぐさ。「あの頃からずっとこんな感じに(ファンに)して頂いている」と丸は言う。

 今季、ソフトバンクの本拠勝率は6割近い。芝の質や外野フェンスのボールのはね方への慣れなど本拠球団の利点は多い。ただ、第3戦後、今宮は「ホーム感がしなかった」と言った。第4戦もやはり「半分、赤いヤフオク」だった。2連敗こそ喫したが、カープファンの気概は、十分に示している。(竹田竜世)

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