[PR]

 後藤久美子さん(44)の俳優として23年ぶりの復帰作となることが発表された50作目の映画「男はつらいよ」。浅丘ルリ子さん(78)、夏木マリさん(66)という両マドンナ役も出席し、山田洋次監督(87)ら「寅さんファミリー」が集結した制作記者会見でのやりとりは以下の通り。

     ◇

 山田洋次監督 本格的な撮影が始まる時に記者会見を開いてもらって、ちょっと興奮しています。「寅さんという映画は映画を見に行くというより、寅さんに会いに行くんだよ」と、ある人が言っていました。とても納得がいきます。寅さんの活躍を見て、セリフを聞きながら、その先にあるものに巡り合えるんですね。精神的にも、身体的にも、あらゆる拘束から解放されて自由に生きることがいかに素晴らしいか。それが「寅さんに会える」という言葉に表現されています。それをテーマに僕たちは作ってきた気がします。第50作を今、こうして元気で撮影出来ることの幸せを感じています。これまでのシリーズに負けない集大成に出来れば、と考えています。

 倍賞千恵子さん(諏訪さくら役) こんにちは。50年も経ってしまったさくらでございます(笑)。またさくらさんに会えるとは思っていませんでした。今日衣装を着けてセットに入って、少しホッとしました。さくらのセリフを自宅で声に出して読んでみたら、自分自身で大変違和感があったんですね(笑)。「さくらちゃん」「おい、さくら!」と呼ばれていた頃から、ずいぶん年を取ったせいかと思いました。しかし、セットに入ってみると、それなりの年月が経ったさくらではありますが、前田吟さんも小林稔侍さんも、体のあちこちが痛いという人がいて、ホッといたしました。どんな作品になるのか、楽しみにしています。

 前田吟さん(諏訪博役) 70を過ぎた前田吟でございます(笑)。私には大学生の孫が4人いるんですが、みんな寅さんが大好きなんです。「じいちゃん、映画館で寅さんを見せてくれよ」と言うんです。「よし、分かった」と言っていたんですが、来年は映画館で見せられます。頑張りたいと思います。

 吉岡秀隆さん(諏訪満男役) 平成の世も終わろうとしているそんな秋の空の下で(笑)、山田監督の一言一言を道しるべにして、寅さんを探す旅にみんなで出ているような気がします。僕たちの旅が無事に終わって帰ってこられるよう、どうか見守っていてください。

 後藤久美子さん(イズミ・ブルーナ役) みなさま、ご無沙汰しております。「男はつらいよ」の第48作「寅次郎紅の花」(1995年)を撮り終えて子育てに入りました。今回、こうして山田組に呼んでもらえて、とても光栄で、うれしい気持ちでいっぱいです。私たちが敬愛する大好きな渥美清さんに思いをはせながら、渥美さんの思い出話に花を咲かせながら撮影を続けております。

 夏木マリさん(原礼子役) 今回はイズミちゃんが登場するということで、もれなく付いております(笑)。お話をいただいた時はびっくりいたしました。礼子さんはこの二十数年間、何をしてきたんだろう、と妄想をするのが楽しい時間でした。以前は吉岡さんたちとのからみはあまりなかったんですが、今回はお二人にくっつき虫をしています。

 浅丘ルリ子さん(リリー役) 私はなぜか、またリリーさんをやれると思っておりました。リリーさんはまだ働いています。一生懸命仕事をしながら、寅さんを思いながら、ずっと独りでいるんだな、と思いました。私は年といえば年なんですけれど、自分ではあまり年だとは思っておりません。腰もどこも痛くありませんし(笑)。早く映画が見たいです。

■満男とイズミが再会、恋の炎が…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら