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 生後2カ月の長女に薬物入りのミルクを飲ませたとして、殺人罪に問われた母親の田畑幸香被告(24)=東京都目黒区=に対する裁判員裁判で、東京地裁は31日、無罪主張を退けて懲役8年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。任介(とうすけ)辰哉裁判長は「自由に遊びに行きたいという動機は身勝手だ」と述べた。

 判決によると、田畑被告は2016年12月29日、自分の母が常用していた高血圧や糖尿病の治療薬を長女に飲ませて殺害した。

 弁護側は「ミルクを作るための電気ポットに薬が過って混入した可能性がある」と主張したが、判決は「あり得ない」と指摘。友人へのLINEのメッセージなどから「ホストクラブに遊びに行く制約となった長女にいなくなってほしいと考えた」と認定し、乳児が殺害された他の事件と比べても「はるかに悪質だ」と指摘した。(杉浦幹治)