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 スバルは1日、エンジンの部品が壊れる恐れがあるとして、インプレッサなど4車種10万115台(2012年1月~13年9月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。ほかに海外に輸出した約31万台もリコールする。車の根幹のエンジンに関する大規模なリコールは、安全性を売りにしてきたスバルブランドにとっては大きな痛手だ。

 対象はほかに、フォレスター、BRZとトヨタ自動車ブランドの「86(はちろく)」。同社は10月23日に今年9月中間期の営業利益予想を490億円引き下げており、おもにリコール費用に充てる。

 国交省によると、バルブスプリングというエンジン部品に過大な力がかかって壊れ、エンジンが停止する恐れがあるという。12年4月以降に計94件の不具合情報が同社に寄せられていたが、事故はないという。13年10月以降は部品の強度をあげて製造するようになったため、対象期間は1年9カ月間に限られる。

 昨秋以降に発覚した無資格検査問題や排ガス・燃費データの改ざん、ブレーキ検査の不正など一連の検査不正と今回のリコールとは関係がないという。検査不正では計約42万台をリコールし、250億円の関連費用を計上していた。(贄川俊