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 フリーマーケットアプリ大手のメルカリは1日、インド工科大学(IIT)の学生などインドから32人を新卒社員として迎えた。国内でのIT人材の獲得競争が激しくなるなか、インドや中国など新興国での採用を強化している。

 メルカリは採用戦略の一環として2017年、学生が技術力を競うイベント「ハッカソン」をインドで開催した。IIT卒のサヒル・リシさん(22)はその際に優勝し、来日してメルカリでのインターンも経験した。「会社の理念に共感した。成長でき、自分の好きな仕事ができる」とメルカリに入社したという。

 この日はインドのほか、台湾や米国、中国などからも12人の新卒社員が入社した。社内には住居や語学、ビザなどを手助けする専用チームを設けてサポートするという。

 メルカリは米国でサービスを開始するなど、海外事業にも注力している。山田進太郎会長は「今は日本人社員が多く、このままではグローバルカンパニーとは呼べない。優秀な人は(外国籍でも)英語さえ話せれば雇って、グローバル化や海外での成功を目指していきたい。今日はメルカリにとって大きな一日だ」と話し、新入社員らを歓迎した。

 経済産業省の推計によると、国内のIT人材の不足は2015年の約17万人から、30年には約59万人まで増える見込み。同社は今後さらに海外での採用を進める。先月には中国人学生を招いたハッカソンを開いた。今月下旬にはポーランドでも東欧やロシアの学生を対象に開催するという。(栗林史子)