近藤幸夫
長野県富士見町出身の登山家、平出和也さん(39)が、「登山界のアカデミー賞」と呼ばれるフランスの「ピオレドール(黄金のピッケル)」を受賞した。日本人初の2度目の受賞で、9月にポーランドであった授賞式には同じ登山家の中島健郎さん(33)と2人で出席した。10月20日には、小中学校時代を過ごした長野県辰野町で平出さんの受賞記念講演会が開かれる。
受賞の対象となったのは、昨年8月、中島さんと2人で挑んだパキスタン北部にそびえるシスパーレ(7611メートル)の北東壁の初登攀(とうはん)。標高差約2700メートルの岩と氷の難ルートを、前進キャンプを設けず、固定ロープも張らないで、テントを背負って攻略する「アルパインスタイル」での登攀が評価された。
ピオレドールは、フランスの山岳雑誌などが、優れた登山家に贈る賞で、世界で最も権威があるとされている。平出さんは2008年に北インドのカメット(7756メートル)の南東壁を、女性登山家の故谷口けいさんと初登攀し、日本人として初受賞した。
シスパーレについては、07年…
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朝日新聞長野総局