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 広島県府中市は、旧芦品郡庁舎だった明治時代建築の市歴史民俗資料館(土生町)の建物について、有効活用を検討する有識者会議を23日に発足させる。現在は市の中心部から離れた高台にあるが、現存する明治時代の郡庁舎は全国でも珍しく、市街地への移転も含め、集客施設として生かす狙い。

 市によると1903(明治36)年、当時最も繁華な通りに面した府中町に建築され、芦品郡庁舎や県の出先事務所などに利用されてきた。75年ごろ、道路拡幅に伴って取り壊しの話が持ち上がったが、市民の間で保存運動が高まり、今の県立府中東高校近くに移築。77年には市の重要有形文化財に指定された。

 木造2階建てで延べ約460平方メートル。正面中央の出入り口には、ひさしが張り出た車寄せがあるほか、窓は上げ下げ式のガラス製となっている。壁はしっくいで白を基調とし、当時では斬新な和洋折衷のしゃれた造りとなっている。

 有識者会議は大学教授ら6人で…

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